50代半ばの私がフルマラソンを完走できました。

心から嬉しいです。

味わったことのないこの達成感。

マラソンは個人のスポーツだと思っていました。

でも

私一人では、絶対に走り切ることはできませんでした。

もうこれは団体スポーツです。

みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

前日は緊張のあまり何度も目が覚め

頭がボーっとしたまま5時に起床。

朝食はお雑煮と決めて前日から具を切ってお鍋に入れておきました。

お餅を3個投入。無理やり完食。

会場までは自転車で15分。

途中お嫁ちゃんと息子と合流。

７時20分に到着。

もうここまで来ると緊張というより

興奮です。

9時スタートまでにカステラを一切れパクリ。

列に並んでゼリーをチューチュー。

いよいよスタートです。

私は5ブロック目。

スタート地点に行くまでに約5分かかりましたが

そこまでは走らないと決め体力温存。

教えの通り

25キロからがスタートだと思い

粛々と、そう、騒がず、おどけず、

お嫁ちゃんと並走。

沿道の応援は温かくすべて力に変えさせていただきました。

ありがとうございます。

快調。

太陽が眩しくてサングラスを掛け日陰を選んで

走ります。

10キロ通過。

そこで塩羊羹を一つ。

ゼリーもチューチュー。

快調。

うんうん、行ける！

25キロがスタートだから

まだ私たち準備運動の段階。

20キロ。

まだ大丈夫。

途中スポーツドリンクやバナナ、パンを食べ

もうすこしでスタート地点。

25キロ。

いよいよスタート。

お嫁ちゃんは30キロ付近のエイド

登利平の唐揚げを楽しみに

あともう少しもう少しと走っていました。

私はと言うと…

この頃

すでに太ももがガチガチに固まり始め

言うことをきかない状態でした。

足が止まりました。

ついに。

足を引きずり

からあげ地点に到着。

すでにからあげは終わり一つも残っていません。

お嫁ちゃんショック！

私は

足を伸ばし、走るのをやめてしまいました。

あーーーー

もうここで終わりかも？？？？？

お嫁ちゃんに

申し訳なく

ごめんね。と一言。

でもお嫁ちゃんは

大丈夫ですよ！と、私を励まし続けてくれました。

そして

股関節を伸ばすストレッチを教えてくれ

それをゆっくりじっくりすると

さっきより回復。

なおかつ塩のタブレットをいただき

飲んだところ

なんとなく足が軽くなってきました。

35キロ地点。

沿道に姉と姪、息子の姿を見つけ

泣きそうになりました。

あと7キロ。

絶対に絶対に絶対に完走したい。

この半年頑張ってきたし

なんとしてもお嫁ちゃんと完走したい。

2週間後の結婚式に笑顔で報告したい！

ギアが変わりました。

体中に元気が戻り最後の関門まで

どうにか走らなければと。

この力はどこから来たのか？

大げさではなく

今まで支えてくれた人たちのチカラが集結されたのです。

私の師匠と呼んでいる上毛新聞社の方、

初めての赤城大沼練習会で

トップグループから大分離れた私たちを

「じゃ赤城神社にお参り行きましょう」と連れて行ってくれたのです。そのチカラ

と

手作りのお守り。

なにより一緒に走った仲間。

いつも練習会場でテントを張って待っていてくれた方々。

指導して励ましてくれた方。

整体の先生や

接骨院の先生。

頑張ってねと言ってくれた友達

娘 

数知れない。

ゴールのある陸上競技場が見えてきました。

と

お嫁ちゃんが転んだのです。

小さな段差に躓いたのでしょうか。

ここまで私を支えてくれた一番の人は

このお嫁ちゃんです。

今度は私が。

手を取って

手を繋いで

フィニッシュです

ヤッター！

記録5時間47分12秒

そして、4日は長女の結納でした。

めでたい。めでたい。

ありがとうございました。